便秘 原因

便秘になる5つの原因!予防と改善につながる便秘の基礎知識

便秘はなぜ起こるのでしょうか。多くの人が便秘に苦しみ、解放されたいと願っています。苦しい便秘を薬で解消しても、それは一時しのぎで再び便秘は起こります。便秘の原因は様々ありますが、根本的に改善するためには自分の便秘の原因を知ることが重要です。ここでは、便秘を引き起こす原因の基礎知識を詳しく解説します。

食べ物が原因で便秘が起こる

便は、口から食べた食事と水分、腸の中の老廃物でできています。そのため、便と食事は密接な関係にあります。食事の内容によっては、便秘になりやすい腸内環境や、便の移動に影響することもありますので、食生活の見直しは便秘の改善方法の基本になります。

肉類は多くても少なくても便秘の原因になる

肉類の食べ過ぎは便秘になります。肉類に含まれる脂質やたんぱく質が悪玉菌の餌となり数を増やすことで、腸内環境が乱れるからです。悪玉菌は腸の働きを鈍らせ、体に有害な物質を増やして便秘や体調不良を起こす原因になります。
肉類を食べ過ぎた後は、便やガスの臭いが強くなりますが、これは悪玉菌の有害物質によるものです。

 

肉類が便秘に悪いなら、便秘の改善に肉を控えて野菜を多く食べようと考える人も多いと思います。しかし、野菜を毎日たくさん食べているのに、なかなか便秘が改善しないという意見も多いです。

 

これは体に油や脂肪分が不足することで便秘を招いています。肉類に含まれる脂肪分には、便をやわらかくする効果もありますので、極端に避けるのではなく、食事はバランスよく食べるようにしましょう。

カフェインの飲みすぎは便秘を招く

コーヒーや緑茶などに含まれる、カフェインの摂り過ぎは便秘の原因になります。カフェインには利尿作用があり、体の水分が体外に排出される量が増えることで、便の水分が不足して硬くなり便秘を招きます。便秘が気になる人は、カフェインの摂り過ぎには注意して、適量を飲むようにしましょう。

便秘を招く成分・タンニン

タンニンの摂り過ぎは便秘を起こします。タンニンは、柿やお茶、赤ワインなどに含まれる成分で、動脈硬化など生活習慣病の予防効果としても注目されていますが、摂り過ぎは禁物です。タンニンには、下痢止め作用もありますので、摂り過ぎると便秘を招いてしまいます。

ダイエットが原因で便秘が起こる

ダイエットで食べる量が極端に少ないと便秘になります。便を排泄するためには、肛門まで便を移動するために、ある程度の便が必要です。さらに、ダイエットで食物繊維が不足すると、腸の働きが悪くなり便秘を招くことになります。無理なダイエットは、全身の体調不良も引き起こしますので、極端に食べることを控えるのではなく、カロリーに注意してバランスの良い食事を心がけましょう。

運動不足が続くと便秘になる

運動不足が原因で筋力が低下すると便秘になります。スムーズに排便をするためには、食道から直腸までの臓器が収縮と弛緩を繰り返しながら、便を移動する蠕動(ぜんどう)運動が必要です。筋力の低下は蠕動(ぜんどう)運動が弱くなるとともに、排便の際に、腹筋を使って”いきむ”ことが難しくなります。

 

筋力の低下による便秘は、もともと筋肉の少ない女性や、筋力が低下した高齢者にも多く見られます。

ストレスが原因で便秘を招く

便秘の原因にはストレスもあります。便を肛門までスムーズに運ぶための蠕動(ぜんどう)運動は、自律神経の副交感神経がコントロールしています。自律神経には、交感神経と副交感神経の2つがありますが、ストレスを体が感じると脳に伝わり、交感神経が優位になり働きます。

 

その影響で蠕動(ぜんどう)運動はコントロールを失い、過剰に働いて腸を収縮させ痙攣(けいれん)を起こして便秘を招きます。

ストレスが原因の便秘の特徴

ストレスからくる便秘の大きな特徴は、便秘と下痢を繰り返すことです。便秘の改善には、ストレスや不安と距離を保つことで自律神経のバランスを整えることです。ストレスが原因の便秘は、食物繊維の摂り過ぎや、一般的な下剤を使用すると、痙攣(けいれん)している腸をさらに刺激して、症状を悪化させますので注意しましょう。

薬を飲んだことで起こる便秘

薬に含まれる成分の副作用で便秘になることがあります。市販薬では、鼻炎薬に含まれる抗コリン作用や、風邪薬の抗ヒスタミン系などの影響で、腸の働きが抑制されて便秘になります。病院で処方される薬でも、同じ副作用は見られ、数種類の薬を飲み合わせている高齢者の便秘の一つでもあります。

便秘が起こりやすい薬

  • 咳止め
  • 血圧降下剤
  • 利尿薬
  • 抗がん剤
  • 鎮痙剤(痛み止め)
  • 抗うつ薬
  • 抗てんかん薬
  • 抗精神病薬

薬を飲み始めた時期と便秘の始まった時期が重なるときは、自己判断で薬を中止せず、医師または薬剤師に相談してみましょう。

病気が原因で便秘になることもある

便秘は病気が原因で起こることもあります。便秘を招く病気は複数ありますが、何らかの病気で便秘になり、さらに激しい腹痛、嘔吐、発熱、便に血や粘膜が付着するなどの症状が伴う場合は、命の危険につながることもあります。

便秘から疑われる病気

  • 大腸がん
  • 大腸ポリープ
  • 腸閉塞
  • 潰瘍性大腸炎
  • 自律神経失調症
  • 過敏性腸症候群
  • 子宮内膜症
  • 子宮筋腫
  • 卵巣腫瘍
  • 糖尿病
  • 甲状腺機能低下症

便秘の原因が病気にある場合は、重篤化の危険がありますので、通常と違う便の形や色、その他の体調不良を感じたときは速やかに専門医を受診しましょう。